簿記2級って有名だけど、ぶっちゃけそもそもどんな試験なんだろう。。?
こんなお悩みに答えます。
どうも、TATAです^^
簿記2級を受けるかどうか迷っている時、決断するためには、そもそも簿記2級ってどんな試験なんだろうってわからないと判断できませんよね。
簿記に関わらず、何か物事を判断する際には、知るところから始まりますよね!
ただ、商工会議所や、テキストのものをみても、よくわからないですよね汗
また漢字とか難しい言葉ばかりで、全然頭に入って来ないですよね笑
なので、簡潔に噛み砕いて、簿記2級試験について、解説していくね!
目次(押すとジャンプするよ!)
簿記とは?
そもそも簿記とは何って方は、下の簿記のメリット8選という記事の中に書いてあるからみてみてね!
簿記2級とは?
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。引用元:商工会議所の検定試験
漢字多くてめちゃくちゃ難しそうってイメージになっちゃうね汗
まあ、要は、ここでも書かれているけど、経営するのに役立つ知識として、企業から最も求められている魅力ある資格、ということだから、是非とっておきたいよね♫
魅力的な試験ってことは、わかったけど、やぱ、難しそう〜汗
試験の範囲は、どんな感じ何だろう。。。?
引用元:商工会議所の検定試験
簿記2級から、工業簿記という新たな分野が入ってきて、工業簿記、商業簿記の2刀流になります。
2刀流と聞くと、すぐピッチャー、バッターでメジャーを席巻している大谷翔平を思い描いてしまうなぁ笑
簿記3級の時は、商業簿記のみでしたので、格段に量、質共に、難しくなっています。
なるほど〜大変そう汗
ちなみに、配点や構成は、どうなっているんだろう??
あくまで、簿記3級と比べたらってことだから、あんまビビらないで!笑
まずは、知るところから始めよう^^
簿記2級の構成、配点は?
簿記2級の構成は、第問が5問、90分の試験になります。
これからの2021年6月以前の、筆記での統一試験は、第問が5問で120分になります。
単純に試験時間が短くなっただけですね。
ただ、問題数変わらないのに、30分短くなるということは、難しい問題を解くというより、基本的な問題をよりスピーディに正確に解くことを重視していると推察されます。
かくいう私もネット試験を受けましたが、120分の過去問より(これ絶対解けないだろとかちょくちょくありました)、ネット試験の方が明らかに基礎力を解いていて解きやすかったです。
配点構成については、下の表にある通りですが、商業簿記が第1〜3問で60点、工業簿記が第4、5問で40点になります。
それでは、各第門ごと、詳しくみていきましょう♪
第1問:20点(商業簿記)
第1問では、商業簿記の仕訳問題が出題されます。
配点は、20点で、問は、5題出ますので、各1問ごと4点となります。
単純な仕訳問題ですが、この4点の配分は、正直めちゃくちゃ大きいです。
また、この第1問の仕訳問題は、商業簿記の基本ですので、満点が欲しいです。
最低でも、16点はとっておきたいところです。
結局、この後の商業簿記の第2、3問もこの仕訳問題がスラスラ解けないと解けません。
なぜなら、解く過程で必ず仕訳をしなければいけないからです。
簿記は、仕訳が基本で最重要です。
本当に重要ですので、もう一度言います。
この基礎である第1問が、スラスラ解けるようになるのが、本当に大事です。
なるほど〜第1問の仕訳問題ができるようになるのが本当に大事なんだってことが伝わったよ!
伝わってよかった!
何度も何度も解いて息をするかのように仕訳ましょう。
ここを固められたら、他の問題は、正直おまけみたいなもんです^^
第2問:20点(商業簿記)
第2問では、連結会計、銀行勘定調整表、株主資本等変動計算書、有価証券、固定資産関係などの個別論点が出題されます。
とにかく、幅広く出題されてますので、特定の論点に張るのではなく、各個別論点を満遍なく学習(有価証券とかは、第3問でも問われる可能性があります)し、どの論点がきても対応できるようにしておきたいです。
えぇ、私お得意のどこかの範囲に張る勉強法、これじゃ、通用しないのかぁぁ泣
むしろ、その勉強法、どこだったら通用するんだろうか。。笑
とは言いつつも、「連結会計」と「株主資本等変動計算書」の2つは頻出論点ですので、必ずマスターしておきましょう!
2020年度までの試験で出題された連結会計の問題は、難しすぎる(時間配分も短くなって、基本レベルを素早く正確に解く力を試す試験にシフト)から、試験対策としては、問題を解く必要はないよ♪
配点については、20点満点ですが、回答する箇所は、10箇所以上(1箇所2点)あるケースがほとんどです。
第2問については、難しい問題が出ることもありますので、満点は狙わずに、部分点狙いで良いかと思います。
問題にもよりますが、最低でも半分の10点ぐらいの部分点は、とっておきたいところかと思います。
満点は難しいですし、回答箇所も多いことが予想されるため、わかる箇所から埋めていきましょう。
ちなみに、僕の時は、株主資本等変動計算書が出てきたよ!
第3問:20点(商業簿記)
第3問では、財務諸表(貸借対照表、損益計算書)、精算表の作成や、本支店会計等から出題されます。
出題形式自体は、形式化されてますが、量も難易度も高いケースが多いです。
簿記2級で一番ハードな問題と言えるでしょう。
こちらも、配点は、20点満点ですが、第2問同様、回答箇所は、たくさんあるケースがほぼ確実です。
満点は至難の業ですので、こちらも、部分点狙いでいきましょう。
相当ハードな問題ですので、半分の10点取れれば十分かと思います。
たまに、貸借一致しないぃぃとパニクってしまう人がいますが、そもそも合計の貸借一致は最初から捨ててしまっていいと思います。
配点は、2点かと予想されますので、そこは、捨てて他の箇所に時間を割きましょう♪
ちなみに、僕の時は、損益計算書の問題が出たよ!
第4問(1):12点(工業簿記)
第4問からは、工業簿記の科目になります。
主に、第4問(1)では、工業簿記の仕訳問題が3問でます!
この仕訳問題は(商業簿記の時もそうですが)、短い時間で解けてしまうわりに、非常に点数配分が高いです!
商業簿記の問題に比べ、基本的な問題が出ることが多く、解きやすいと思います。
ここは、12点満点取っておきたいところですね。
ここをすんなり解ければ自身も持てるし、合格がググぐっと近づきます♪
なお、費目別計算や本社工場会計に関する仕訳がよくでますね。
第4問(2):16点(工業簿記)
個別原価計算、部門別原価計算、製造原価報告書と損益計算書、総合原価計算、標準原価計算等から出題されます。
計算種類多すぎだろ〜ってツッコミがきそうですが。。
いやいや、さらっといってるけど、計算種類多すぎでしょ!
あはは、やっぱきたね笑
文字で見てしまうと、計算種類多すぎて大変そう、難しそうって思っちゃいがちなのですが、問題は、基本を解う問題が多く、パターン化されています。
基本っていったって、商業簿記は、なんとなくイメージ沸くけど、工業簿記って聞いただけで、私には、向いてなさそう。。。
名前だけ聞くとね笑
ただ、まずは、工業簿記の考え方に慣れて、理解していけば、絶対商業簿記より解きやすく感じて、得点源担ってくれるはずだよ♪
ですので、ここも、満点をとっておきたいところです。
ただ、計算問題が中心なので、ケアレスミスだけ注意ね!
最初に計算ミスをしてしまうと、芋づる式に全て間違えてしまうことになりますので!
なので見直し確実にしてね♪
見直し時間取れるよう時間配分しておこう^^
第5問:12点(工業簿記)
第5問は、主に、標準原価計算の原価差異分析、直接原価計算のCVP分析、直接原価計算の損益計算書等を解う問題が出題されます。
この中でも、「CVP分析」と「標準原価計算(差異分析)」が、頻出論点です。
損益分岐点売上高等の頻出公式や製造間接費の差異分析で使うシュラッダー図等がたくさんあります。
確実に暗記しときましょう。
公式の成り立ちまで理解するのがベスト!
そうすれば、忘れるも何もないからね♪
文字で見てしまうと、計算種類多すぎて大変そう、難しそうって思っちゃいがちなのですが、問題は、基本を解う問題が多く、パターン化されています。
しっかり、問題演習を積めば、こちらも十分満点もしくは高得点取れると思います。
最初の考え方が慣れないかもしれませんが、何度も反復すれば慣れてきますから、しっかり根気よくやっていきましょう。
簿記2級の合格ラインは?
簿記2級は、100点満点で合格ラインは、簿記3級同様70点以上の絶対評価となります。
簿記2級の合格率は、平均約25%前後となってますが、近年では、一桁台の時もあり、ばらつきがあります。
70点合格ですと、大問、一つ落とすと、かなり、合格が厳しくなってきます。
ですので、網羅的に勉強しながら、得点源の分野を作るようにしていけばいいかなと思います。
僕としては、第1、4、5問で、9割以上は、とっておきたいところかなと^^
ちなみに僕が使っていたテキストは、TACさんの「よくわかる簿記シリーズ」だよ!
問題量も多くて、おすすめのテキストだよ^^
簿記2級の配点や合格点は?のまとめ
皆さん、いかがだったでしょうか?
・簿記2級は、商業簿記と工業簿記がある
・第問は、5題あり、商業簿記60点、工業簿記40点の100点満点
・合格ラインは、70点以上
・第問1、4、5を安定的な得点源にする
まずは、敵を知るところから始めましょうということで、簿記2級の概要を解説してきました。
実際に中身見てみると、自分にできるのかなぁ〜とか思うと思いますが、最初は、みんな誰もが思いますので、安心してくださいね。
確かに、簿記2級という試験がどんな試験なのかは、わかったよ!
あとは、しっかり勉強していけばいいね^^
そうだね!
あとは、どういうふうに勉強していけばいいかは、⏬の記事を参考にしてみてね^^
簿記2級は、認知度も企業からの評価も高い資格ですので、是非簿記2級へチャレンジしてみてくださいね!!
では、また!!
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